相談者内容
依頼者 | 29歳/女性 | 東京都 | 飲食店勤務 |
ターゲット | 31歳/男性 | 東京都 | 飲食店勤務 |
マッチングアプリで出会って交際から1年で結婚。今年で結婚生活2年目で子供なし。ターゲットである依頼者の夫が昇進を切っ掛けに忙しくなり、出張も増えた事で夫婦での時間が減り会話も少なくなり気まずい訳では無いが『何で結婚したのだろう?』と依頼者が疑問を抱き、休日外食の機会があったのでそこで今の自分たちについて話す事に。
その結果ターゲットが怒ってしまい『仕事を頑張ってるのは当たり前なのに何で水を差すようなことを言うの?』と気まずい関係になってしまった。
それからというもの少しの衝突でもターゲットから『じゃあ離婚すればいいじゃん』と会話にならなくなってしまい謝罪しようにもまともに会話が出来ない。
元の夫婦関係に戻りたい、仲直りしてターゲットの仕事を支えつつ子供も欲しい。
調査・復縁工作の内容
ご提供頂きましたターゲットの情報は・・・
- ターゲットの職場(勤務時間帯などのタイムスケジュールも含む)
- ターゲットの休日の動向、交友関係
- ターゲットの性格や趣味趣向
などで、ターゲットが最近休日に通っているパチンコ店で工作員を接触させるプランを立案、実行していきました。
そもそもこのパチンコ通いが分かったのは、依頼者がターゲットの浮気を疑い位置情報の共有をしていた事が切っ掛けで休日の動きも把握できていました。
初回の調査では自宅からパチンコ店に向かうところを追跡して本人確認を行い、パチンコ店での様子を観察しました。
喫煙ルームに割と頻繁に行く事からそこで接触できることを確認、ターゲットの台が連チャンで当たりを引いている事から暫く滞在すると考え初回の稼働でターゲットへの接触をする事としました。
喫煙ルームにターゲットが入った事を確認し、少し遅れて工作員が入り『済みません、火借りてもいいですか?』と声を掛けライターを返却する際に少し会話を振り煙草を吸っている時間で雑談をする事が出来ました。
2回目の稼働から喫煙ルームだけではなくホールで目が合った際に会釈をしたり工作員を認知させる為の行動をして『行きつけのお店でよく見る人』という立場に。
4回目の稼働でターゲットと喫煙ルームで雑談をしている中で、ターゲットから『今日調子悪いからもうやめようと思います』という発言があったのでまだ時間が大丈夫なら1杯行きませんか?と誘い、連絡先の交換をしつつ近くの飲食店へ行く事に成功。
その際に聞き出した話は・・・
- パチンコは最近始めた
- 飲食店マネージャーに昇進
- 結婚1年ちょっとで子供は居ない
- マッチングアプリで知り合った
というもので、初回の関係構築なので基本的には工作員の自己開示が中心で会話を進めて行きました。
この回は工作員が少し勝ったという設定でしたので工作員が飲み代を奢り、最後解散する時にターゲットの方から『次回は僕が出しますね』と工作員を受け容れる反応を示してくれました。
ターゲットから見た依頼者との別れた原因は・・・
- 『仕事がダルい』などとすぐに言う向上心の欠如
- 結婚してからの嫉妬が強く、疑い深くなった点
- お店に来た若い男の子に必ず話し掛けるその浮気心(?)、
- 『ごめんなさい』が言えない礼儀知らず
という事が垣間見え、ケンカの度に幻滅して行ったとの事でした。
別れる切っ掛けとなった最後のケンカの際にも『ごめんね』の一言があれば別れる話になっていなかったと思うとターゲットも言っており、上記の原因はあれど決して嫌いな訳ではなかったし優しかったり情に厚い依頼者の性格はとても好きだったし尊敬もしていたとの事でした。
お客さんとしてまた来ることがあったら話さない事もないけどそれらの改善が見えなければ友人としても付き合いたくはないという話だったので、依頼者に直接ターゲットと連絡を取ってもらいお店に顔を出す許可を貰った上でターゲットのお店に行き直接話をする方向で現状からの脱却が出来ると考え工作を進める事にしました。
稼動6回目、アポを取った依頼者に店に行ってもらい少ししてから工作員がお店で合流。
初めましてのテイで店内で意気投合してその日は依頼者と工作員が次の店に一緒に飲みに行くという場面を演出してターゲットにそれを見せました。
7回目の稼働でターゲットの仕事終わりにいつもの常連さん、工作員で飲みに行き、常連さんが帰った後にもう1軒ターゲットと工作員が飲みに行き、そこで初めて依頼者が元嫁であるという話を聞き出す事ができ再会の印象や今の心境を聞き出す事が出来ました。
ターゲットが居ないところで依頼者と工作員が飲みに行った時にはターゲットの話は出て来なかった事などがターゲットの中では高評価だったようで信用出来る人間ではあるのかなと再認識した様子でした。
なぜこれが高評価だったのかというと、結婚していた当時のケンカで依頼者が嫉妬心から『なぜ奥さんが居る』と言えないのかというケンカの発端があり、ターゲットは『あの店は自分目当てで通っているお客さんもいるからそこに水を差したくない』と考えていて、男性である事を売り物にしているように感じた依頼者は不安になってしまったんだそう。
別れた今という状況でも元夫だった事を他の人に自分の口からは言わないという姿勢が高評価の理由だったようで、これらの話も依頼者から聞いていたので再会後のポイントとなり得るとして弊社の方でその筋書きを作りました。
8回目からはターゲットと依頼者も一緒に仕事終わりに一緒に飲みに行く事になり、工作員は二人の間に入り依頼者の改善点が自然と伝わるように会話を回し、二人の間にあった蟠りを解いていきながら二人の距離を詰めるように話を誘導して行きました。
11回目の稼働の際、ターゲットに誘われた工作員は、ターゲットから『○○元嫁(依頼者)の事なんだけど、やり直したいって言われたんだよね。どうしようかと思って…』という相談をされ、寄りを戻す事を進めてターゲットの背中を押すような形となりました。
やり直す決め手となったのは当初結婚期間中の二人の距離感で、ケンカはあったもののお互いに言いたいことを言い合える関係であった事、一番懸念されていたごめんなさいが言えないという依頼者の悪いところが改善された事が大きな要因でした。
12回の契約だった事から最後の1回はターゲットと依頼者と工作員とで二人の復縁祝いをして、復縁工作は成功で契約終了となりました。その半年後位に依頼者さんからLINEがあり再婚したという嬉しい知らせも届きました。
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