RGBスタッフの熱血成功記(シーズン2)

2023年7月31日

30代男性　千葉県在住

2年交際した元彼女と復縁したいという依頼案件

成功の定義・・・元の恋人関係に戻る事

第3話　（稼働3回目）
帰宅時の接触及び、行動確認事前調査

前回の稼動で空振りで終わってしまったRGBだが空振り保障を使い連日稼働を行い挽回する流れと決まった。そうでないと依頼者さんの気持ちは不安と不満ばかりが溜まってしまい、モチベーションを高く持って依頼に参加することは難しくなる。
逆に担当者や現場スタッフも依頼者さんへ負担をかける事無く稼働のリベンジを行う事が出来るのでモチベーション高く働く事が出来る寸法である。
依頼者さんからの情報と対象者の話などから分析して空振りがないように絞り込んで稼働を行ってもイレギュラーな状況は起こるのである。それを補填するのが空振り保障だ！

（担当者）
「依頼者さんは凄く素直な方で自己改善のアドバイスを、どんどん吸収して成長を遂げているから我々側も復縁に向けた稼働を進めていかなくてはならないから、結果に繋げる稼働をしっかりと頼みますよ。」

（調査員A・調査員B）
「了解。連休はほぼ無いという話だから今日は、接触してアタリを付けるまで目標でやってきますから。」

現場に行く前に会議・打合せを済ませ調査スタッフは現場へと向かう。
16：00から稼動であるが、15：30には現地入りして現場周辺のチェックと施設関係者の出入口のチェックを入念に行う。見失い、前日とお同じ空振り報告は是が非でも避けたいからである。下準備を終え16：00から稼動開始する。

前日と同じく16：30頃から早番シフトのスタッフが退勤してくる。一人ひとり注視し取りこぼしのないようにチェックしていくが、対象者の姿は現れない。ひたすら張込みを続け時刻が19：10頃であったか、遅番シフトのスタッフが退勤を迎え続々とスタッフ専用の出入口から出てくるが、まだ対象者の姿はない。

（調査員A）
「今日も休みとかやめてよぉ・・・。」
（調査員B）
「20：00頃までは、いつ出てきてもおかしくないんだから愚痴をこぼさないの。」

調査員同士がやり取りをしてから20分後位に対象者は姿を現した！

（調査員B）
「ねぇ私に考えがあるから、私少し最寄り駅で待つから対象の位置情報を豆に教えてね。」
（調査員A）
「了解。急いで移動して、間に合わないと困るから。」

対象は1人で歩いてきた。最寄り駅までのルートも予想通りであった。

（調査員A）
「そっち向かってるよ。もうすぐバッティングするはず。」
（調査員B）
「OK。私、接触するから撮影よろしくね。」

駅まで歩いている対象に調査員Bは声をかけた。調査員Aが距離を取り様子を見ながら確認を行う。すると2人は一緒に歩き始めた。

（調査員A）
「おぉ凄いねぇ初見の人と一緒に行動できるなんて、流石、敏腕工作員でもあるBさんだ。」

どうやってアプローチをかけたかは現時点ではわからない所だが、2人は笑顔を交えながら話をして駅方向へと向かっている。調査員Aは慎重に尾行を継続する。駅まで距離は1.2キロ時間にして10分程度だ。駅に到着した所で開札で深々とお辞儀をして対象と別れる調査員B。

その後、調査員Aは対象の尾行を継続して行動確認に入る。帰宅するまでの間に何処に立ち寄るのか？接触ポイントとして相応しいポイントはないか？誰と会っているのか？（新たな恋人の有無の確認）などを行う。
電車に乗っている時に対象は、ずっとスマホを見ている。乗り換え、乗り継ぎポイントでも立ち寄る場所は無く、自宅の最寄り駅で下車する。帰り道にスーパーに立ち寄り夕食の買出しをして帰宅された。買出しの時の印象は倹約家なのか割引されている物を選ぶ、余計な物は買わない印象を受けた。

帰宅迄の確認を終えた調査員Aは調査員Bと合流する。どうやって接触して長い時間コミュニケーションを取る事が出来たか調査員Bに話を聞くと。
対象の勤務先施設の隣に保育園があって、そこに説明を聞きに来た帰りに旦那とはぐれて道に迷ってしまい困っている。駅まで一緒に行ってもらえませんか？という流れで一緒に歩き駅に行くことが出来た流れだ。
会話も近く、この辺りに引っ越しを考えていてこの辺りについて色々と話しを聞きながら会話をしたようだ。

（調査員A）
「いやぁ流石ですよ。俺だと初っ端で、あれだけの時間喋れたか自信ないですよぉ。」
（調査員B）
「まぁ話す事は出来たんだけど、ちょっと位感じの人でやりづらかったね。お礼をさせてくださいで連絡先を聞こうとしたら、電車が来ちゃうのでって言ってくるし。警戒心も強めのタイプだから、何度か顔を覚えてもらって距離を詰めた方が良さそうよ。」

担当者にお土産を持ち帰る事ができて調査員AとBは安堵感を持って帰社して、担当者に説明を行う。担当者から笑みが消える事はなかった。

（担当者）
「遅くまでお疲れさまでした。アタリだけ付ける接触だと思っていたのが、濃厚接触までしてくれて感謝ですよ。この流れだとBさん工作の方もお願いしますよ？」

（調査員B）
「ええ勿論。私、調査も工作も両方出来ますし、今日対象に接触した感じ同性の私が適任だと思うので依頼者さんと会議して決めてください。」

この後、担当者は依頼者さんに今日の稼動の報告を行うと依頼者さんは彼女の画像を見ながら接触内容を聞き満足そうだった。工作員のすり合わせに関しても即答で決まった。
しかし、依頼者さんのように我々は一喜一憂をする事はない。なんたって、これから先が難しい局面になってくるからである。取り替えず前日の汚名を返上出来た事にオフィス内でささやかな乾杯を行う。
この日も夜が更けるまで次回稼動に関しての討論が続いた。そしてRGBスタッフの飽くなき戦いは続く。