RGBスタッフの熱血成功記(シーズン2)

2023年7月31日

30代男性　千葉県在住

2年交際した元彼女と復縁したいという依頼案件

成功の定義・・・元の恋人関係に戻る事

第5話　（稼働5回目）
職場最寄り駅の付近での接触工作

前回の工作では対象者本人とは接触は出来なかったものの、対象者から工作員の携帯に電話も入りコミュニケーションを取る事が出来た。しかし、対象者の番号は本人の携帯番号ではなく職場施設で使用している携帯だと思われる番号であった。施設で対象者の名前を聞き出し、本人からも工作員へ電話が入った折に名前を聞く事が出来た。
これで接触した時に工作員は対象者の名前を呼ぶ事が可能となった！

（担当者）
「前回の工作した成果を利用して、今回は職場付近で対象者の退勤時を狙い工作員がバッタリ対象者と会う流れでコミュニケーションを取る作戦で進めようと思うが、どうだろうか？」

（工作員）
「私は、その流れ賛成です。対象者とバッタリ会った時に子供の保育園の件でこの辺を見ていたと話せば警戒はされないかと。そこで前回のお礼を伝えて、一緒に駅まで行きませんか？的な流れを作る自信はありますので！」

（調査員）
「僕もこの線が確率高いと思いますね。以前道を尋ねた際に駅まで喋りながら接触出来ていましたからね。」

（担当者）
「よしっ。では依頼者さんと最終的な擦り合わせを行って稼働に移しますか。」

依頼者さんと、日程や工作内容の擦り合わせも終わり稼動日を迎える。今回は張り込む時間が長くなる事が想定されるので1稼働6時間の中で対応をしなくてはならないので、前回のように出勤確認を行う事が出来ない。空振りの可能性もあるが、空振りにならないように稼働する曜日は綿密に考え決めた。

早番シフトの退勤時間にも合わせて早めに現地に到着して張込みを開始する。工作員は前回施設の人に面が割れてしまっているので施設から離れた場所にて待機する。調査員は前回の調査員ではなく調査経験が豊富なベテラン調査員を同行させている。万全の体制を整え接触工作に備える。

早番シフトの職員達が退勤を迎え、帰宅する者が出てくる。「おっ来たっ」と思いきや対象者と似ているが本人でなかった…。2人位似ている人がいる情報があるので注視して張込みを継続する。その後も対象者は出て来ない。

（工作員）
「動きはない？遅番のシフトだろうね。」

（調査員）
「帰宅する人は出て来るんだけど、対象者の確認はまだだよ。取りこぼしないようにトイレも我慢してるからね。」

（工作員）
「ちょっとぉ大丈夫？トイレするなら次の遅番シフトの人達が出て来る前だよチャンスは、私が少しだけ繋ぎで見るからトイレ済ましておいで。お漏らしした人に尾行されたら警戒されるから…。」

長時間の張込みの場合、本当に僅かな時間を使用してトイレは済ますようにする。見失いましたは許されないからである。時々1人で長時間の張込みをする事もあるがオムツを履いて対応する者もいるのだ。

（調査員）
「助かったよぉ。変わるから元の位置に戻っておいて。あっ自分のお漏らししないようにトイレ済ませておくんだよ。」

（工作員）
「ハイハイ。承知いたしました。」

その後も粘り強く張込みを継続するも対象者の動きはない。遅番シフトの時間になっても対象者は現れない。現場の2人に空振りの文字が頭をよぎるが、残業の事も考え諦める事なく注視して継続をする。
施設の電気が徐々に消えていく。警備員が門を閉め正面玄関の灯りも落とす。スタッフの更衣室であろう部屋の電気はまだ付いているので出て来る可能性は0ではない。

スタッフの利用している部屋の灯りが消え数名のスタッフが合同で出てきた。注視して見るも対象者の姿を確認する事は出来なかった。稼働終了時間まで張込みを継続するも成果は無しであった…。

（工作員）
「空振りかよぉ～。悔しい時間を返してほしい。担当者に連絡して、空振り保障を使って明日も稼働出来ないか交渉だよ。」

（調査員）
「今日休みだって事は明日は出勤する可能性が高いからね。連休はほぼ無い情報があるからね。担当者にリベンジの方向で調整してもらいたいね。」

現場から帰社しながら担当者と相談を重ね、翌日も稼働する事が整った。翌日に備えこの2人は自宅に、直帰するよう指示が出て休養を取り稼動の成果を残してほしいと担当者から言われる。そしてRGBスタッフの飽くなき戦いは続いていく。