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RGBスタッフの熱血成功記(シーズン2)

RGBスタッフの熱血成功記(シーズン2)

第1話 今回は・・・

30代男性 千葉県在住


2年交際した元彼女と復縁したいという依頼案件


成功の定義・・・元の恋人関係に戻る事


契約内容
  • 実働型稼働契約8回(空振り保障2回付き)
  • 有料オプション(アドバイス契約)
  • 稼働時間は1稼働につき連続6時間。稼働残業が必要な時は要相談。実費経費、要相談。

今回の依頼案件は某マッチングアプリで出会い交際して1年。依頼者さんは人生の中で初めての恋人となる彼女に急に別れを告げられてしまいました。状況を整理していくと、結婚を求めた方が集まるアプリで出会ったのに、結婚に対しての話題になると、きちんとした話が彼と出来なくて別れになる2ヶ月位前から結婚する気があるかどうか考えて答えを出してほしいと彼女から言われていて、デートの前日に彼女から「ちゃんと考えてくれた?」という答えに依頼者さんは、思うように話を伝える事が出来ずその日に一方的に別れを告げられて終わる事になってしまいました。その後LINEでいくつかやり取りはしたものの、しつこく自分の思いだけを伝えてしまった事によってブロックされてしまいました。電話にも出て貰えない状況になってしまいました。

対象者の情報

自宅住所賃貸物件の部屋番号までわかる。上がった事はない
勤務先介護施設で働いている事までしかわからない 月に8日休みの不定休 電車通勤
プライベートの事月に1回位会う友人が3人位いる 美容室に月1回通っている
家族構成地方に母が1人。離婚経験がある母。
対象とのコミュニケーション取れない。LINEブロック中。
(シーズン2)熱血成功記1話
(シーズン2)RGBスタッフの熱血成功記1話

第1話 (稼働1回目)
対象者の確認、勤務先特定及び行動確認と接触ポイントの精査を行う事前調査

前日に打合せを行う。
(担当者)
「実働8回で依頼を受けた案件です。対象の仕事が不定休で早番・遅番のシフトで動いている情報しか無いので先ずは出勤状況を尾行で見ながら、職場を特定してほしい。接触できるチャンスがあれば接触して、どんな性格でどんなタイプの工作員がマッチするか確認を願います。一般的に出勤時は急いでいる人が多いから接触してもコレといった収穫に繋がらないから、職場を特定して退勤時に落ち着いて接触できる機会を設けたいから何としても職場の割出しをやってもらいたい所です。」

(現場スタッフ)
「了解ですっ!」
「今回稼働の接触については、現場の判断で行いますので。もし、接触出来ていけそうならコミュニケーションを取って連絡先の交換も視野に入れて対応しますので。逆に急いでいる様子が強い場合は声をかけず、行動確認を行いながら職場の特定をする流れにしますので。」

(担当者)
「OKそれで、お願いします。依頼者さんに翌日の説明をしておきます。」

朝8:00稼働開始
初稼働の現場なので念のため7:00前にには現地に到着して、現地建物の撮影や周辺知識の情報収集を行い今後の稼動をスムーズに行う事が出来るように準備を行う。張込み場所の選定や対象が通るだろうルートの確認も念入りに行う。対象の住まいは1回のアパートで通り沿いに近い一番手前の部屋だ。取りこぼし無く確認が出来るメリットはあったが、個人宅に囲まれた環境で気を付けて張込みを行わないと通報されかねない場所でもあった。リスクに関しての打合せをしていると、7:20分頃対象が突然出てきました。

(調査員)
「Aおい、マジかよ…。早番でも、もっと遅い出勤時間で聞いていたけど、早く来てて良かったよぉ。」
「B空振りほど虚しいものはないからね。一先ず俺が尾行するから、最寄り駅に先回りよろしく。」

連携を取りながら調査員は対象者の尾行調査を行っていく。事前に調べておいた情報だが、最寄り駅までは徒歩5分。情報通り最寄り駅に向かって歩いていく。
問題なく尾行出来ると思っていたが、対象者はせっかちなのか?早歩きと小走りを交えながら行動するので警戒されないように尾行するのは一苦労であった。2人の調査員は連絡を取りながら交互に尾行を繰り返し警戒される事無く尾行を継続する事が出来た。

駅に到着すると、寄り道する事なくホームに向かっていく。どこまで通っているか、わからないので目的地に着くまでは尾行を継続するしかない。

(調査員)
「Bこの人、移動の速度が速すぎじゃない?息切れと汗だくです。」
「A久々だね。こんなに速い人は。さぁ集中して尾行継続するよ!どうか職場は近場であってくださいね。」
「B了解。警戒されないようにスイッチしながら職場を特定しましょう。これだけ急いでいると接触しても相手にしてもらえない可能性が高いから厳しいね…。」
「A取り合えず、尾行に集中して接触は様子をみよう。」

下り方面の電車に対象者は乗り込んだ。車内で座り込むと対象者はスマホ見出しました。依頼者さんからの情報通りのスマホケースだったので証拠をすっぱ抜いておく。依頼者さんがプレゼントしたケースと担当者が言っていた。4駅目で降り移動する。気づかれないように尾行していくと乗り換えだった。どこまで行くか予想も付かない状況であったが尾行を継続する。
もう3駅目で降りる。ここが下車する駅で職場はこの近くかと思うと、10分程歩き別の路線の駅の改札に入る。

(調査員)
「Aどこまで行くのかね?けっこう時間かかってるよ。」
「Bまぁ、集中して続けましょう。近くであってほしいって願うとロクな事がないよぉ。」

別駅から乗車した対象者の尾行を継続する。乗り換えを3回、そろそろかなと思った矢先に停車駅で下車、4駅目であった。やっと開札を出て駅の外を歩きだした。ようやく勤務先に向かうのだと尾行を継続していくと、なかなか職場には到着しない。駅からどんどん離れる事15分~17分位の所にある介護施設に入っていった。出勤時間に要した時間は1時間ちょっとであった…。

ここが職場かどうか裏付けを取るために、すぐ出てきて移動しないか?勤務している実態を確認できるか?様子を探る。出入りは1ヵ所でスタッフの出入り口も1ヵ所、1人で両方の出口を確認する事が出来る状況だった。
1人の調査員が入口に張り付き、もう1人の調査員は施設の中に入りバレないように施設内の様子の確認を行う。すると対象者が施設スタッフの服に着替えて働いている所の確認が取れた。
その時、別のスタッフに「すみません。面会時間まだなので外でおまちくださいね。」と言われドッキっとした。バレずに済んでホッとする調査員。

一旦外に出て、調査員と合流して担当者と連絡を取る。稼働時間終了までの間に職場周辺の張込みポイントの確認や退勤時のルートの確認や最寄り駅周辺の調査も行っておく。そして時間が来たので帰社する。
接触するチャンスがなく物足りなさはあるが、職場の特定と対象者の確認は出来たので何よりである。

オフィスに戻り担当者に報告をすると、担当者は笑顔で迎えてくれてた。

(担当者)
「早朝よりお疲れ様でした。流石、早く行ってもらったお陰で空振らず助かりました。今日の状況だと接触しないで正解だと思います。職場を特定してもらいありがとうございました。次回の稼動計画を練りますので次回もよろしくお願いします。」 

結果に繋げる稼働が出来るのは、イレギュラーに備え様々な角度から推測して対応するからである。結果を残したチームRGBだが喜ぶ者はいない。依頼を成功させるために深夜遅くまで業務け、成功のための飽くなき戦いが続く。

次回予告

出勤時に接触をするチャンスが少ない事が分かり、予定通り退勤時に接触を行う方向で計画を立てるが接触は出来るのであろうか?

※実話を基に物語として書きました。

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