4年間交際した元カノと復縁するための30代男性依頼者様の成功記録
第4話(稼働4回目)
対象者の母親から聞き込みを行う、接触及び聞き込み工作
前回の稼働で出勤時間、出勤ルート、出社時間などの情報を収集出来た調査になったが、依頼者さんが接触を重視している事から担当者、調査員、工作員スタッフ一同は困っている状況だ。復縁工作を成功させるための接触をするとなると相手を理解した流れで接触をしないと一回限りの接触で終わってしまい、接触の継続には繋がらない。
しかし、依頼者さんはどうしても別れた理由や対象者の動きを把握するために接触のリクエストが止まらない・・・。

「俺もね、皆が思っている事(リスク)を伝えたんだけどね。リスクは承知の上でって聞かないのと対象から本心を聞き出してくれないと自己改善に手を付けたくないって言うもんだから、非常に難しいミッションになりますが今回は接触して聞き込みをメインでお願いします。
すみません。このとおりです。」
担当者が頭を下げ困っている様子が伺える。しばらく沈黙が流れるが、スタッフが口火を切る。



「対象にいつ接触をしますか?朝出勤の時だと話をしているタイミングなんて無いですよ。煙たがられるのがオチですよ。」



「依頼者さんと話して対象は家族と住んでいて、対象者の母親が毎日必ず犬の散歩に出かけるって話なんだよね。しかも対象と母親は超仲良しということだから。
そこで、母親から対象者の話を聞き出してみましょうか?と提案したら依頼者さんが乗り気になってね。犬連れで接触するケースは上手くいっているケースが多いから。犬を使って母親の接触を行います。」



「OKです。高い成功率を収めてきた工作内容なので、ワンちゃん連れて母親と接触して少しでも多く話を聞き出してくる事が任務ですね。最善を尽くしてきますよ!」


チーム全体で話が纏まり、調査員スタッフは対象者の母親に接触を行い聞き込みをする稼働現場に向かった。
14:00から自宅の張込みが始まる。ここの建物状況について把握はバッチリである。取りこぼすような事もない。ひたすら注視が続く。この日は天気も良く日差しがかなり強く日に焼けて顔が痛い。
自宅玄関の扉が開いたのは17:30頃だった。



「来たよ。来たよ。ワンちゃん連れてる。母親で間違いなしだよ。」



「了解っ!接触のタイミングを狙うから、位置情報をマメに教えてね。」
調査員は尾行を続け工作員に先回りをさせるように指示を出す。母親も工作員も同じルートを散歩している。



「うちと同じ犬種のワンちゃんね。
そろそろタイミングみて声かけるから撮影よろしくね!」
工作員が母親に声をかける。同じ犬種という事もあり二人の雰囲気はとても良い。予め持ってきた犬用のオヤツをあげるとさらに母親も犬も喜ぶ。
その雰囲気の流れで工作員は母親と一緒に散歩に行く。調査員は気づかれないよう様子をみている。
接触した時間は60分位。工作員もウチが用意した犬も終わった後は汗だくです!



「色々な話が出来たわよ。凄く話好きな人で助かったよぉ。対象と母親は良く出かけたりプライベートの話もするようで仲良し親子。依頼者さんの話も出てきたから、しっかり聞いてきたからね。
また一緒に散歩する約束までしたから次にも繋げられる!」



「お見事でした。終始工作活動を見ていましたが、まるで家族のような光景だったよ!あんなに長時間話ができるなんて思っていなかったから。」
その時の状況にもよるが、まさに工作員のお手柄である。今回選ばれた工作員は非常に経験値の高い女性工作員であった。
母親の性格、母親から聞いた対象の情報。依頼者さんと対象が付き合って別れるまでの経緯など依頼者さんが聞きたい内容を見事すっぱ抜いてきたのである。
しかし、工作員から自慢げな態度はない。たまたま上手くいった、毎回こんな状況を作り出す事な出来ないからと接触・工作の難しさを指摘する。熟練の工作員になればなるほど謙虚なタイプが多い。
今回の稼働で収集した情報によって依頼者さんが自己改善を頑張る為の決定的な証拠になった事、対象の雰囲気や性格など母親から聞き出す事ができたので、対象に接触をする時に役立つのは間違いない。
現場から帰社して、チームで今日の稼働報告と今後の打合せが始まる。



「お疲れ様でした。想像以上の聞き込みが出来たようで感謝しかありません。ありがとうございます。
対象が母親に伝えてた事は事実ですから、依頼者さんへ伝えて改善するべき点は改善する。どうして別れになってしまったか考え復縁に向けてどう自己改善する必要があるのか?成功に向けた前向きな話が出来ますよ!」



「頼みますよ。骨折って集めてきた情報なので、依頼者さんも前向きに変わってもらい復縁工作が成功する為に頑張ってもらってください。結果が全てですからね!」
この日の稼働を境に、依頼者さんは大きく自己改善を遂げる。自分でも半ば理解していた対象者の気持ちや思いから逃げていた事に気づき、担当者から細やかな説明もあり自分が変わらなくては復縁成功は無いという事を理解しポジティブな考え方に変わってくれたからである。
この日アドバイス時間に3時間も時間を費やした。先日までの依頼者さんからでは考えられない内容となりました。
それだけ今回の稼働での情報収集は実りある結果となった。
この日担当者からチームにビールの差し入れがあり社内で軽い飲み会が開かれた。ひたすら本件を成功させるためには、何が必要で何をすればいいのか?夜が更けるまで熱い会話が続いた。
そして依頼成功のためにRGB恋愛応援団スタッフの飽くなき戦いは続く。


依頼者さんから母親の接触と工作稼動を継続してほしいというリクエストがあり、今後は対象と母親と両方にアプローチをかける流れになっていくのだが、次回は何が起こるのか?
※実話を基に物語として書きました。